ビヨンセ「Renaissance」の宣伝は今までに比べどのように異なるのか

Beyoncé

2022年7月29日に登場した、ビヨンセの最新アルバム「Renaissance」。

音楽性そのものにも新しさはありますが、プロモーションの観点でも新しい取り組みが多数行われているのも注目です。

そんな中、9月30日にまたさらに新たな取り組みが発表されましたね!

ビヨンセと東京タワーがコラボという、大変不思議な文字列が現れました笑

これらも含めて、今回のアルバム「Renaissance」の新たな取り組みを簡単に振り返ってみます。

リリースの一か月以上前に発表

結論から申し上げますと、ここ10年近くのビヨンセは「宣伝」に対して消極的でした。

というのも、2011年以降ビヨンセがリリースしたアルバムはコラボも含め5つありますが、それぞれ以下のようなリリースでした。

  • 「4」…予告:2011年5月19日、リリース:2011年6月29日
  • 「Beyoncé」予告なし、リリース:2013年12月13日
  • 「Lemonade」予告なし、リリース:2016年4月23日
  • 「Everything Is Love(夫婦コラボ作品)予告なし、リリース:2018年6月16日
  • 「Lion King : The Gift(コラボ作品)…予告:2019年7月9日、リリース:2019年7月19日
  • ※「Renaissance」…予告:2022年6月17日、リリース:2022年7月29日

このように見ると、今回のRenaissanceが一か月以上も前に予告をしたのは11年ぶりであることがわかります。

Beyhive(ビヨンセファンの名称)の中では、「予告なしにアルバムを投下するビヨンセ」のイメージが完全に出来上がっており、

アルバムを事前にプロモーションすることは全くと言っていいほどなかったので、今回の宣伝活動にはいい意味で裏切られました。

自身初の「三部作構成」

アルバム発表直後「act i(第一幕)」という表現に、「第二弾があるのか?!」とBeyhive界隈はかなりざわついていましたが、それを超えてきてなんと三部作構成であることがビヨンセから直で語られました。

冒頭に「この三部作プロジェクトは、パンデミックの最中に三年かけて制作された」と記されている。

続くのが映像なのか、はたまた新しいアルバムなのか、それともライブなのかは明らかにされないまま3か月が経過。

その間に様々なビデオが、これまでに例にないほど小出しにリリースされており、こちらも併せて今作の特徴となっています。

いずれにしろこのように、アルバムを複数作に分けてリリースする試みは今回が初めて、これもまたBeyhiveを心底驚かせてくれました。

先行シングルだけで8つものバリエーションを展開

アルバムリリースに先立ち、先行シングルとして「Break My Soul」がリリースされましたが、なんとこの曲は公式から8つものバリエーションが放たれているのです。

先行シングル自体はビヨンセの中でも珍しくはありませんが、ここまで次から次へとアレンジを解き放ったことは過去にありません。

2013年の「Beyoncé」以降は、宣伝に対してかなり消極的であったため、今回の強烈な猛プッシュの様子を見ていると「何か企んでいるのでは…」と疑いたくすらなってしまいます。

日本でもしっかりプロモーション

ビヨンセはここ10年以上オフィシャルに日本に訪れたことは一度もなく、そこにはプライベートも含まれているとされています。

そのため特にアルバム「Beyoncé」以降は目立った宣伝もなく、日本では認知度がどんどん低下していくだけの状態でした。

そんな中、今回の「Renaissance」では日本でも都心部にポスターの掲示や、アドトラックなども運行されるなど、明らかにこれまでとは異なるプロモーションがなされています。

それだけでなく、何と9月30日から~11月6日まで、ビヨンセが東京タワーをジャックすることが決定!!

頻繁に来日する海外アーティストでさえも東京タワーをジャックする例は聞いたことがありませんが、

なんとここ13年近く日本と無縁状態に近かったアーティストが、国を象徴する建物とコラボというのは大変衝撃的です。

まるでビヨンセが着々と日本に近づいているようで、BeyhiveJPのソワソワする毎日がさらにざわついてきました。

東京タワーはそれそのものが目的地となる「観光地」ですから、そこでプロモーションをするということは、非常に多くの人(特に日本人)が知らぬ間にビヨンセと触れ合う、ということになります。

このことからも、今作が「宣伝」「周知」に力を注いでいることは明らかで、それはつまり「宣伝をするだけの事情」があるといえます。

こちらはビヨンセ研究会も訪れる予定ですので、後日レポートいたします!

おわりに

ビヨンセが今作でここまでプロモーションを行う理由は何なのでしょうか。

「Boss」の曲中では、「孫、ひ孫、玄孫、来孫までリッチにできる」と断言しているくらいですから、収入を心配してのプロモーションでないことは自明です。

2013年に、自身初となる「アルバム予告なし投下」を行った際、彼女はこのように言っています。

今までのやり方で自分の音楽をリリースしたくなかった…音楽とファンとアーティストの間には多くのことが介入しすぎている。レコードの発売前に誰かにアルバムのメッセージを伝えてほしくないと思った。準備が整ったら私からファンへ直接届けたいと思った。

https://www.youtube.com/watch?v=IcN6Ke2V-rQ

…このように、「ファンに直接届ける」ことを重視し、そのためにサプライズ投下を続けてきたことがうかがえます。

…となると、今回のRenaissanceは、「ファン以外の人にもしっかり届ける」ことが重要項目に挙げられている可能性が考えられます。

10年以上縁のなかった日本は、おそらくビヨンセ的には「ファン層が薄い」地域なのでしょうが、そのような場所でもアグレッシブな宣伝をするくらいなので、

やはり何かファン以外の人々にも発信したいメッセージが今作にはあるのでしょう。

もし本当にそうだとすると、ビヨンセもアーティストとしてさらに次のステージに進んだことになります。

今後の「act ii」「act iii」が、どのような内容をどのような方法で披露するか、楽しみに待ちましょう!

そして、ビヨンセが日本に来てくれますように…

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